私たちは、究極に家畜化された昆虫であるカイコと、
世界一のカイコの食品・栄養学研究開発をもとに、
日本発で世界の食の常識を打ち破ることを目指します。
いま、地球上で解決されていない大きな課題の一つとして「食糧課題」があります。代表的な「食糧不足」に加え「見えない飢餓」や「食糧生産による環境負荷」など、世界中でこの領域の課題解決のためイノベーションが起こり続けていますが、まだ最適解が見つかっておらず、人類で取り組むべき最重要課題の一つです。 我々はこの課題に、世界で日本が研究において先行する貴重な「資源」であるカイコで挑んでいます。 日本が世界的に強い研究技術領域かつ、強みを持つ食領域における事業を成長させることによって、世界的課題解決と、日本の研究技術の世界への発信、日本経済の復興への寄与を実現しうる稀有な事業だと考えています。 ただ私だけではこの壮大な目標を実現させることは絶対にできません。ぜひ同じ船で、一緒に地球の未来を創っていきませんか?
私たちについて
信州大学発
サイエンス
カイコ
2030年、地球の人口増加によりたんぱく質の需給バランスが崩壊すると予測されています。しかし、家畜によるたんぱく質供給量の拡充は環境負荷の観点から難しく、より省資源で育ち効率的にたんぱく質を生産することができる昆虫が注目を集めています
一方、昆虫はこれまで量産化に取り組まれていなかったため既存たんぱく源に比べて高コストであることや、マーケットが誕生したばかりで昆虫食を受容する消費者がそもそも少ないことなど、昆虫食を世の中の当たり前にするにあたり解決すべき課題がいくつもあります。
私たちは、日本が世界一の知見を持つ昆虫であるカイコと、日本トップのカイコ研究機関である信州大学の知見を武器にそれらの課題解決に取り組み、低環境負荷な新時代のたんぱく源を日本発で創出することを目指しています。
カイコはシルクロードの長年の歴史を通じ人間が飼育しやすいよう品種改良された究極に家畜化された昆虫であり、①逃げない②共食いしない③個体が大きいなど、量産に適した性質を兼ね備えています。
カイコの餌である桑の葉は機能性成分が豊富であり、昔から健康食品や漢方として親しまれてきました。カイコ中にはそれら機能性成分が生体濃縮され、他の昆虫にはない機能性成分を備えています。
カイコは歴史上、日本が研究に最も力を入れてきた分野の1つであり、特に遺伝子研究や育種技術などは日本が世界一進んでいる領域です。 したがって、研究開発のスタートラインが圧倒的に進んでおり、他の昆虫と比較して研究開発が迅速に進むことが期待されます。
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